<陸上:ダイヤモンドリーグ第10戦:DNガラン>◇17日◇ストックホルム

 男子100メートルはロンドン五輪5位のライアン・ベイリー(23=アメリカ)が9秒93で優勝した。「中盤までは少しリードできていると思ったけど、終盤は走りがバラバラだった」。会心のレースではなかったが、ベイリーには意味のある大会になっただろう。

 今大会にはウサイン・ボルト(25=ジャマイカ)、ヨハン・ブレーク(22=同)、ジャスティン・ガトリン(30=アメリカ)の五輪メダリスト3人は出場しなかった。ロンドン五輪は100メートルと200メートルの上位独占に加え、400メートルリレーでもジャマイカが世界新で優勝。男子短距離はジャマイカ時代になっている。

 ベイリーは今大会で、ジャマイカのリレーメンバーだったカーターとフレーターにはきっちりと勝てた。今後はボルト、ブレークのジャマイカ2強に挑戦していく。