2月にモデルの恋人女性を射殺した疑いで訴追された南アフリカの両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26=保釈中)の予備審理が4日、首都プレトリアの裁判所で開かれ、同容疑者が出廷した。

 検察側が捜査にさらに時間が必要と申し出て審理は短時間で終了、次回審理は8月19日に決まった。南ア通信などが伝えた。

 同容疑者が法廷に姿を見せたのは、保釈が認められた2月22日の審理以来。スーツ姿で、裁判官に「はい」などと返答した以外、発言はなかった。

 同容疑者は2月14日未明、プレトリアの自宅で拳銃を発砲し、恋人のリーバ・スティンカンプさん(当時29)を殺害した疑いが持たれている。検察側は計画的殺人だったとし、弁護側は強盗と間違えた誤射と主張している。