陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を狙う桐生祥秀(よしひで、17=京都・洛南高3年)が6日、東京・味の素スタジアムで練習を行った。7日開幕の日本選手権に備えて、トラックの感触やスタートの動作を確認した。

 桐生は4月29日の織田記念国際で日本歴代2位の10秒01をマークして、世界選手権(8月10日開幕、モスクワ)の派遣設定記録をクリア。7日の予選を通過して、8日の決勝を走りきれば、世界選手権の代表が決定する。桐生は「1本、1本、集中して、自分の走りができればいい」と話した。