<陸上:日本選手権兼世界選手権代表選考会>◇第2日◇8日◇東京・味の素スタジアム◇男子1万メートル

 悪夢の再現か…。昨年も最後のホームストレートで逆転され、ロンドン五輪切符を逃した早大のエース大迫傑(4年)が、今年も同じ佐藤悠基(日清食品グループ)に、最後の100メートルで逆転され、0秒90差の28分25秒84で2位に甘んじた。

 「ラスト勝負は分かっていた。優勝して気持ちよく世界選手権の代表を決めたかった」と唇をかんだ。ただし参加標準記録Aは既に突破しており、代表選出は濃厚。「そうなったら、いかに世界と戦うか。集中してレベルアップしたい」と話した。