第56回関西実業団対抗駅伝は11月17日、和歌山県田辺市の7区間80・45キロのコースで行われ、SGHグループさがわ(佐川急便)が4時間00分32秒で4連勝を達成した。2位に大塚製薬、3位にNTT西日本と続いた。

 SGHグループさがわのエース、ロンドン五輪マラソン代表だった山本亮(29)が故障からの復帰が間に合わず、混戦が予想された。しかし、エースに代わって最長区間の5区(16・0キロ)に起用された飯沼健太(25)が3人抜きの快走でトップに浮上。6区の石田将教(28)も区間2位に45秒差をつける走りで差を広げ、7区の新人の橋爪孝安(22)も区間賞。

 エース欠場の穴を3人が埋めて、2位に1分37秒差をつけて快勝した。

 ニューイヤー駅伝初出場を目指す住友電工は、エスビー食品の廃部にともなって移籍してきた竹沢健介(27)が3区で期待通りの快走。区間賞を取ってトップに立った。最後は4位にまで後退したが、ニューイヤー駅伝初出場を決めた。

 5位の山陽特殊製鋼までがニューイヤー駅伝出場権を得た。