<名古屋ウィメンズマラソン>◇9日◇ナゴヤドーム発着(42・195キロ)

 コノワロワ(ロシア)が2時間23分43秒で初優勝した。プロコプツカ(ラトビア)が2時間24分7秒で2位。

 木崎良子(28=ダイハツ)が粘りを見せ、ゴール手前で早川英里(TOTO)を突き放し、2時間25分26秒で日本勢最高の3位となった。

 早川は2時間25分31秒で4位に入った。

 田中智美(第一生命)が2時間26分5秒で5位に入った。

 レースは木崎、早川、田中ら日本勢と外国勢の計7人が30キロまで先頭を引っ張る展開。31キロでコノワロワ、プロコプツカらがスパート。日本勢が遅れた。

 35キロで木崎がその日本勢からも遅れたが、粘りの走りを続けた。40キロ手前で追い上げ、早川、田中と3位グループに入った。残り1・7キロで田中が早川、木崎から遅れた。ゴール手前で木崎が早川を突き放し、3位に入った。

 木崎は「優勝できず、途中で離れたりして自分らしくないレースだった。最後まで応援してくれて、あきらめなかった。悔しい気持ちだけど、最後まで頑張ろうという気持ちだった」と涙で目をうるませて話した。