7日に号砲が鳴る伝統の第68回福岡国際マラソン(平和台陸上競技場発着=日刊スポーツ新聞社後援)の招待選手記者会見が5日、福岡市内のホテルで開かれた。

 昨年のモスクワ世界選手権代表の藤原正和(33=ホンダ)は、9回目のマラソンとなる今回の福岡で、来夏の北京世界選手権切符をうかがう。

 今年の1月下旬に左足かかとの一部を疲労骨折し、目標にしていた2月の東京マラソンを断念。その後は順調に練習を重ね、ブランクも「もう1度やってやる!

 という自分を奮い立たせるいい期間だった」とプラスに変えた。「第一の目標は、何年も更新していない自己ベスト(2時間8分51秒)の更新。日本人現役最強の中本(健太郎、32=安川電機)君といい勝負をして、勝つことでアピールしたい」と抱負を語った。