<横浜国際女子マラソン>◇20日◇横浜市山下公園発着(42・195キロ)

 佑ちゃんに続け!

 日本ハム斎藤佑樹投手を生んだ群馬・太田市から、日本女子マラソン界にニューヒロインが誕生した。マラソン2度目の中里麗美(22)が、2時間24分29秒の好記録で2位となった。「日本人トップじゃなかったのが悔しいけど、絶対に自己ベストは出したかった」。初マラソンだった昨年3月の名古屋国際から10分もタイムを短縮した。尾崎がスパートした39キロすぎまで、負けずに並走した。「追いたい気持ちはあったが、体がついて行かなかった」。尾崎には引き離されたが、世界選手権代表選考基準の2時間26分を大幅に切る好タイム。代表の有力候補にのし上がった。佑ちゃんと面識はないが、実家は、わずか2キロしか離れていない。佑ちゃん同様に「早く日本のトップになって世界で活躍したい」と、152センチの小さな体に大きな夢を掲げた。