陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を狙う桐生祥秀(よしひで、17=京都・洛南高3年)が、世界デビューへ予習DVDを手に入れる。16日、高校総体近畿大会(奈良・鴻ノ池)が閉幕。100メートル、200メートル、400メートルリレーで高校総体(7月30日開幕、大分)の出場が決まっている桐生は、仲間に声援を送った。

 次戦は30日に英バーミンガムでのダイヤモンドリーグ(DL)。「初めて海外に行くので、時差とか調べてみます」。既に関係者を通じて昨年8月26日のDL第12戦、バーミンガム大会の映像を入手することも決定。しっかり予習し初の海外レースに備える。「自分のレース展開で、満足できる走りで終わりたい」と海の向こうを見据えた。