バスケットボールの全国高校選抜優勝大会は23日から7日間、男女各48チームが参加して東京体育館で行われる。優勝争いは男子は全国高校総体を制した延岡学園(宮崎)と3連覇に挑戦する洛南(京都)を軸に混戦模様だ。女子は東京成徳大高(東京)が頭一つリードしている。

 208センチのセネガル人留学生ジャーラを擁する延岡学園は戦術眼に優れた和田が束ね、198センチの永吉は外角シュートも器用にこなす。国体を制した京都で主力を担った洛南はU-18(18歳以下)日本代表で199センチの谷口と得点源の比江島を軸に充実の布陣を誇る。両校は順当なら準決勝で当たる。

 前回準優勝の福岡一(福岡)はセネガル人留学生らの高さと狩野のシュート力で3年ぶりの覇権を目指す。組織力が光る明成(宮城)はスピード豊かな司令塔の石川が引っ張る。

 女子はU-18アジア選手権の優勝メンバーが多く出場する。東京成徳大高は高さと走力を持つ間宮と篠原を中心に、高校総体決勝で桜花学園(愛知)に敗れた雪辱を期す。連覇を目指す桜花学園は190センチの2年生、渡嘉敷の体調が鍵を握る。得点力のある大沼を擁する山形商(山形)や聖カタリナ女(愛媛)も上位をうかがう。(共同)