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藤枝明誠8強蒲沢が攻撃演出/高校バスケ

藤枝明誠対前橋育英 ジャンプシュートを打つ藤枝明誠の蒲沢
藤枝明誠対前橋育英 ジャンプシュートを打つ藤枝明誠の蒲沢

<全国高校バスケット選抜優勝大会:藤枝明誠94-75前橋育英>◇男子3回戦◇26日◇東京体育館

 藤枝明誠(静岡)が前橋育英(群馬)を下し、2回目の8強入りを果たした。初戦は苦しんだPG蒲沢琢巳が速い攻撃を演出。先発した中沢怜央(ともに3年)もFG成功率75%で得点を重ねた。前半を48-22で折り返すと控え選手も起用し逃げ切った。今日27日、4強入りをかけて明徳義塾(高知)と対戦する。

 藤枝明誠が本来の姿を取り戻した。リバウンド(R)、あるいは相手のミスからの速攻。試合開始7分で15-2とした。蒲沢は「(2回戦は)速攻が出なかったので、できるだけリバウンドを拾っていこうと思った」と話した。新潟出身の蒲沢にとって新潟商との2回戦は「知り合いが多くてやりにくかった」という。2回戦でかさんだファウルも、この日は0だった。

 蒲沢は第3Q終了でベンチへ下がった。三上淳HCからは課題を告げられたという。「もっと人を動かせ、と。あと集中力の部分を」と蒲沢。それでも12点4R、4アシストにゲームハイの5スチール。さらに特筆なのは両チームの先発メンバーで唯一、ターンオーバーが0だった。蒲沢は「シュートの意識も高かった」と明るい表情で振り返った。

 蒲沢とともに先発のガードに入った中沢は「久しぶりの先発で気持ちよかった」と話した。前橋育英のシューターを抑える意味合いで出場。間合いを詰めた守りで相手のリズムで打たせなかった。ファウル4つで出場時間は短くなったが、「ディフェンスは総体が終わってからずっとやってきた」と胸を張った。3点シュートは2の2でFGは8の6の14点。「空いていたらシュートを打っていいと言われていたので」とこちらも満足そうだった。

 前回出場の09年に8強入りしたが、準々決勝で敗退している。過去最高成績へ明徳義塾と対戦する。2メートルを超える留学生が2人と、高さのあるチームだ。蒲沢は「これまでの試合とは違う。速い攻めを心がけたい」と話した。ガードでありながら肉弾戦も得意の中沢は「背の低い連中がどれだけリバウンドを取れるか」とポイントを口にした。藤枝明誠が速い攻めで4強を手にする。【加納慎也】

 [2013年12月27日11時23分 紙面から]









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