2020年東京五輪の会場計画見直しで、自転車のトラック種目とBMX、マウンテンバイクの3種別を静岡県伊豆市に変更する案について、大会組織委員会が7日からの国際オリンピック委員会(IOC)理事会での提案を見送る見通しとなったことが6日、関係者の話で分かった。

 国際自転車連合(UCI)は、BMXとマウンテンバイクの東京開催を要望している。関係者によると、UCI幹部が5日に伊豆市を視察し、地形や周辺環境をチェックした。組織委と協議したが合意には至らず、話し合いを継続することになった。

 関係者は「今回の視察を経て、もう少し時間がかかることになった」と説明した。組織委は、承認されていない会場変更をIOC理事会(ローザンヌ)に提案する方向で最終調整している。