今年のツール・ド・フランスで別府史之とともに日本人として初完走を成し遂げた新城幸也(25)が1日、Bboxブイグテレコム(フランス)と来季の契約を更新したことを明らかにした。同レースに初出場した新城は第2ステージで日本人最高順位の5位となり、ワンデーレースでも上位に食い込み、9月に行われた世界選手権ロードレースでは200キロにおよぶ逃げを見せるなど存在感をアピールした。

 新城は「海外チーム1年目としては悪くない成績なのではというありがたい評価をいただきましたが、まったくもって満足していません」とし、「春のクラシックレースで勝負に絡み、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスではステージ優勝を狙います。日本の皆さんにカメラの前で手を振ることも忘れずに、楽しく魅せる走りも心がけた上で結果を残したいですね。まだまだやれていない事だらけなので、攻めのシーズンにします」と、意気込みを語った。

 Bboxブイグテレコムは2000年にプロ昇格し、ツール・ド・フランスの常連チームであったが、来季はプロコンチネンタルチームに格下げとなることが決まっている。