<自転車:ロード世界選手権>◇23日◇スペイン・ポンフェラーダ

 男子エリートの個人タイムトライアル(47・1キロ)が行われ、ブラッドリー・ウィギンス(34=英国)が56分25秒のタイムで初優勝した。4連覇を狙ったトニ・マルティン(ドイツ)は26秒差の2位に終わった。3位には40秒差でトム・ドゥムラン(オランダ)。

 12年にツール・ド・フランスで総合優勝したウィギンスは、個人TTでは12年のロンドン五輪で金メダルを獲得したが、11年、13年の世界選手権ではともに2位だった。

 ゴールでは力尽きて倒れ込んだウィギンスだったが、マルティンがゴールした時にはサムアップして喜びを表し、「仕事は終わった。完璧なペースだった。最後まで力は残っていた。コースを見てここでならマルティンに勝てると思っていた」と話した。