8月18〜9月9日 フランス UCIワールドツアー |
※スタートリスト
|
ステージ | ステージ優勝 | マイヨロホ | 土井雪広順位(総合) |
第1S | モビスター | ホナタン・カストロビエホ | 106位 |
第2S | ジョン・デゲンコルブ | ホナタン・カストロビエホ | 187位(163位) |
第3S | アレハンドロ・バルベルデ | アレハンドロ・バルベルデ | 141位(147位) |
第4S | サイモン・クラーク | ホアキン・ロドリゲス | 112位(129位) |
第5S | ジョン・デゲンコルブ | ホアキン・ロドリゲス | 117位(128位) |
第6S | ホアキン・ロドリゲス | ホアキン・ロドリゲス | 108位(109位) |
第7S | ジョン・デゲンコルブ | ホアキン・ロドリゲス | 146位(116位) |
第8S | アレハンドロ・バルベルデ | ホアキン・ロドリゲス | 139位(119位) |
第9S | フィリップ・ジルベール | ホアキン・ロドリゲス | 173位(131位) |
第10S | ジョン・デゲンコルブ | ホアキン・ロドリゲス | 160位(136位) |
第11S | フレドリック・ケシアコフ | ホアキン・ロドリゲス | 164位(137位) |
第12S | ホアキン・ロドリゲス | ホアキン・ロドリゲス | 162位(139位) |
第13S | スティーブン・カミングス | ホアキン・ロドリゲス | 183位(160位) |
第14S | ホアキン・ロドリゲス | ホアキン・ロドリゲス | 66位(133位) |
第15S | アントニオ・ピエドラ | ホアキン・ロドリゲス | 57位(118位) |
第16S | ダリオ・カタルド | ホアキン・ロドリゲス | 120位(120位) |
第17S | アルベルト・コンタドール | アルベルト・コンタドール | 51位(119位) |
第18S | ダニエーレ・ベンナーティ | アルベルト・コンタドール | 163位(125位) |
第19S | フィリップ・ジルベール | アルベルト・コンタドール | 150位(129位) |
第20S | デニス・メンショフ | アルベルト・コンタドール | 130位(132位) |
第21S | ジョン・デゲンコルブ | アルベルト・コンタドール | 170位(139位) |
|
・第1S(8月18日、チームタイムトライアル パンプローナ〜パンプローナ=16.2km) |
モビスターがチームTT制す
開幕し、チームタイムトライアルが行われ、昨年総合優勝のファンホセ・コボ(31=スペイン)のモビスターが18分51秒で優勝した。総合トップはホナタン・カストロビエホ(25=スペイン)で、「タイムトライアルはしっかりと準備していた。スタートからゴールまで完璧だったよ」と話した。
10秒遅れの同タイムで、ラボバンク、オメガファルマ・クイックステップ、BMCレーシングが入った。
ツール・ド・フランス総合2位クリス・フルーム(27=英国)のチームスカイは12秒遅れの5位、グランツール復帰のアルベルト・コンタドール(29=スペイン)のサクソバンク・ティンコフは14秒遅れの7位、2年連続出場の土井雪広(28)のアルゴス・シマノは59秒遅れの19位で、土井は総合106位での発進となった。
(写真=総合トップに立ったカストロビエホ=AP)
※ページトップへ
|
・第2S(8月19日、パンプローナ〜ビアナ=180.0km) |
デゲンコルブがステージV
ジョン・デゲンコルブ(23=ドイツ、アルゴス・シマノ)がステージ優勝を果たした。タイムは4時間38分40秒で、ゴール手前で先頭争いを行っていたアラン・デービス(32=オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)とベン・スイフト(24=英国、チームスカイ)をかわした。2位がデービス、3位はスイフトだった。
マイヨロホ(総合1位)は4時間57分31秒でホナタン・カストロビエホ(25=スペイン、モビスター)が獲得した。2年連続出場の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)は1分32秒遅れの187位、総合は2分31秒遅れ163位となった。
(写真=第2ステージを制したデゲンコルブ=AP)
※ページトップへ
|
・第3S(8月20日、ファウスティーノV〜エイバル(アラーテ)=153.0km) |
バルベルデがホアキンに競り勝つ
アレハンドロ・バルベルデ(32=スペイン、モビスター) が3時間49分37秒でステージ優勝を果たした。残り2・1キロ地点の下りに差し掛かると、バルベルデ、クリス・フルーム(27=英国、チームスカイ)アルベルト・コンタドール(29=スペイン、サクソバンク・ティンコフ)ホアキン・ロドリゲス(33=スペイン、カチューシャ)の4人が先頭グループを形成。ゴール前の最終コーナーをロドリゲスが先頭で通過するもゴール直前でバルベルデが逆転した。同タイムで3位はフルーム、4位にコンタドールが入った。
マイヨロホ(総合1位)も8時間46分56秒でバルベルデが獲得。2年連続出場の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)は7分59秒遅れで141位、総合は10分42秒遅れの147位と順位を上げた。
(写真=ゴール直前で逆転したバルベルデ。右は2位のロドリゲス=AP)
※ページトップへ
|
・第4S(8月21日、バラカルド〜エスタシオン・デ・バルデスカライ=155.4km) |
クラークが一騎打ち制しV
サイモン・クラーク(26=オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)がトニ・マルティン(27=ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)をゴール前でかわし、4時間30分26秒のタイムでステージ優勝。これがうれしいプロ初勝利となった。マルティンが2秒差の2位、22秒差の3位はアッサン・バザイエフ(31=カザフスタン、アスタナ)だった。
サイモンはマルティンらと5人で逃げ集団を形成、エスタシオン・デ・バルデスカライのふもとでペースを上げると、その後はマルティンとの二人旅となった。残り1キロではマルティンを先に行かせ、抜け出すタイミングを図る。残り200メートルで、一気に飛び出すと並ぶ間もなくマルティンを抜き去って先頭ゴール。冷静なレース運びで、ロンドン五輪個人タイムトライアル銀メダリストとの一騎打ちを制した。クラークは「マルティンのタイムトライアルは素晴らしいが、スプリントでは勝てると思った。だから、前に行かせてぎりぎりまで待ったんだ」と話し、続けて「何度も2位や3位にはなった。勝つことができてうれしいよ」とプロ4年目の初勝利を喜んだ。
マイヨロホ(総合1位)はホアキン・ロドリゲス(33=スペイン、カチューシャ)が獲得。ツール・ド・フランス総合2位のクリス・フルーム(27=英国、チームスカイ)が1秒差で2位、アルベルト・コンタドール(29=スペイン、サクソバンク・ティンコフ)が5秒差で3位となった。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)このステージ12分14秒差の112位、総合では21分33秒差の129位となっている。
(写真=プロ初勝利を飾ったクラーク=AP)
ホアキン・ロドリゲスが総合首位浮上
前日の第3ステージを制して総合トップに浮上したアレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)が、アクシデントもあってトップから1分59秒遅れの39位と沈み、代わって第3ステージで写真判定で涙を飲んだホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)が1分14秒遅れのメーン集団の18位でゴールし総合トップに浮上した。ロドリゲスは「昨日は自分が馬鹿だった。もうペダルを回し続けるしかない。リーダージャージーを着るのはいいもんだ。できるだけ長く着ていたい」と話した。
総合2位は1秒遅れでクリス・フルーム(英国=チームスカイ)、同3位には5秒遅れでアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が続いている。
(写真=総合首位に浮上したホアキン・ロドリゲス=AP)
<ステージ>
(1)サイモン・クラーク(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ) 4時間30分26秒
(2)トニ・マルティン(ドイツ=オメガファルマ・クイックステップ) +2秒
(3)アッサン・バザイエフ(カザフスタン=アスタナ) +22秒
(4)マルコス・ガルシア(スペイン=カハルーラル) +55秒
(5)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R)
(6)リヌス・ゲルデマン(ドイツ=レディオシャック・ニッサン) +57秒
(7)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク)
(8)アンドレイ・ツェイツ(カザフスタン=アスタナ) +1分1秒
(9)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +1分4秒
(10)ヤン・バークランツ(ベルギー=レディオシャック・ニッサン)
(112)土井雪広(アルゴス・シマノ) +12分14秒
<総合>
(1)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 13時間18分45秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +5秒
(4)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +9秒
(5)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク)
(6)リゴベルト・ウラン(コロンビア=チームスカイ) +11秒
(7)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +14秒
(8)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +24秒
(9)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +36秒
(10)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +46秒
(129)土井雪広(アルゴス・シマノ) +21分33秒
※ページトップへ
|
・第5S(8月22日、ログローニョ〜ログローニョ=172.0km) |
デゲンコルブ2勝 土井も貢献
ジョン・デゲンコルブ(23=ドイツ、アルゴス・シマノ)がゴールスプリントを制し、第2Sに続いて今大会2勝目をマーク。タイムは4時間10分37秒だった。ダニエーレ・ベンナーティ(31=イタリア、レディオシャック・ニッサン)が2位、イェンス・デビュッシュール(22=ベルギー、ロット・ベリソル)が3位だった。
ログローニョ発着の周回コースを単独で逃げたハビエル・チャコン(27=スペイン、アンダルシア)が残り28キロで吸収され、焦点はゴールスプリントへ向けた先手争いに移った。好位置を取るための争いが激しくなり、分断されるチームもある中で、アルゴス・シマノは安定したトレインを形成。デゲンコルブはチームメートに引かれ、残り1キロを迎えた。ゴール前、先に飛び出したのはベンナーティだったが、そのタイミングでデゲンコルブも発射された。デゲンコルブがみるみる差を詰めて、ゴールラインできっちりベンナーティをとらえて先頭ゴール。両腕を挙げて勝利を喜んだ。
アルゴス・シマノ所属の日本の土井雪広(28)も、トレインに参加し、デゲンコルブの勝利に貢献。自身はタイム差なしの117位でゴール、総合では21分33秒差の128位となった。
マイヨ・ロホ(総合1位)はホアキン・ロドリゲス(33=スペイン、カチューシャ)が守り、総合争い上位に変動はなかった。
(写真=ステージ2勝目を挙げたデゲンコルブ=AP)
<ステージ>
(1)ジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ) 4時間10分37秒
(2)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=レディオシャック・ニッサン) +0秒
(3)ジャンニ・メールスマン(ベルギー=ロット・ベリソル)
(4)ナセル・ブアニ(フランス=FDJ・ビッグマット)
(5)エリア・ビビアーニ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)
(6)レイモンド・クレイドル(オランダ=ガーミン・シャープ)
(7)アラン・デービス(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(8)ロイド・モンドリー(フランス=AG2R)
(9)レオナルド・ドゥケ(コロンビア=コフィディス)
(10)ピム・リヒトハルト(オランダ=バカンソレイユ・DCM)
(117)土井雪広(アルゴス・シマノ) +0秒
<総合>
(1)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 17時間29分22秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +1秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +5秒
(4)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +9秒
(5)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク)
(6)リゴベルト・ウラン(コロンビア=チームスカイ) +11秒
(7)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +14秒
(8)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +24秒
(9)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +36秒
(10)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +46秒
(129)土井雪広(アルゴス・シマノ) +21分33秒
※ページトップへ
|
・第6S(8月23日、タサソナ〜ハカ=175.4km) |
ロドリゲスがフルーム下しV
3級山岳ハカ峠の山頂ゴールは、マイヨロホ(総合1位)のホアキン・ロドリゲス(33=スペイン、カチューシャ)と総合2位のクリス・フルーム(27=英国、チームスカイ)の争いとなったが、最後はロドリゲスがフルームを突き放し、ブエルタ通算5勝目となるステージ優勝を決めた。タイムは4時間35分22秒。フルームが5秒差の2位、10秒差でアレハンドロ・バルベルデ(32=スペイン、モビスター)が3位、総合3位のアルベルト・コンタドール(29=スペイン、サクソバンク・ティンコフ)は19秒差の4位だった。
残り3・8キロから始まるハカ峠で先頭を引っ張ったのは、ツール・ド・フランス同様にチームスカイだった。フルームの前でセルジオルイス・エナオ(24=コロンビア)リゴベルト・ウラン(25=コロンビア)が強烈に引き、後続を次々と脱落させていった。残り1キロ、エナオが下がると、ウランが徐々にスピードを上げながらフルームを発射するタイミングを計る。残り500メートルでフルームが飛び出すと、バルベルデ、コンタドールがついて行けず、ロドリゲスだけがフルームを追走する形に。一騎打ちとなったレースは、残り200メートルでスプリント力で勝るロドリゲスが逆転、フルームを置き去りにして先頭でゴールした。
ロドリゲスは第3Sではゴール前での不注意で、バルベルデにステージ優勝をさらわれてしまったが、翌日の第4Sでマイヨロホ奪取に成功。この日は自ら総合争いのライバルを下し、フルームとは10秒差、コンタドールとは36秒差までリードを広げた。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)は、このステージ9分42秒差の108位。総合では31分27秒差の109位となった。
コンタドール遅れ首位と36秒差
アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)は最後は疲れ、優勝したホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)から19秒遅れの4位でゴール。総合でも36秒差に後退した。コンタドールは「最後の上りで暑さのために足がけいれんした。とにかく行けるところまで行こうと自分に言い聞かせた。自分らしい上りではなかったが、ロスは最小限に抑えたつもりだ」と話した。
<ステージ>
(1)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 4時間35分22秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +5秒
(3)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +10秒
(4)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +19秒
(5)エロス・カペッキ(イタリア=リクイガス・キャノンデール)
(6)リゴベルト・ウラン(コロンビア=チームスカイ)
(7)リナルド・ノチェンティーニ(イタリア=AG2R) +25秒
(8)マウロ・サンタンブロージオ(イタリア=BMCレーシング) +28秒
(9)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R)
(10)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +33秒
(108)土井雪広(アルゴス・シマノ) +9分42秒
<総合>
(1)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 22時間4分32秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +10秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +36秒
(4)リゴベルト・ウラン(コロンビア=チームスカイ) +42秒
(5)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +54秒
(6)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)
(7)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +1分4秒
(8)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +1分12秒
(9)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +1分17秒
(10)フアンホセ・コボ(スペイン=モビスター) +1分34秒
(109)土井雪広(アルゴス・シマノ) +31分27秒
※ページトップへ
|
・第7S(8月24日、ウエスカ〜アルカニス/アラゴンモーターランド=160.0km) |
テゲンコルブが地力見せ3勝目
ジョン・デゲンコルブ(23、ドイツ=アルゴス・シマノ)がゴールスプリントを制し、ステージ3勝目を挙げた。タイムは3時間48分30秒だった。僅差の2位にエリア・ビビアーニ(23、イタリア=リクイガス・キャノンデール)、3位はアラン・デービス(32、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)だった。
MotoGPなどが行われるモーターランド・アラゴンがこの日のゴール地点。このサーキットで激しい戦いが繰り広げられた。ホームストレートでのゴールスプリントは、先頭に立ったテゲンコルブをビビアーニらが追いかける形になり、最後はテゲンコルブとビビアーニが並んでゴールラインを通過。わずかにテゲンコルブが先着した。チームスカイが先頭を引く最終局面で、アルゴス・シマノのトレインが中切れし、テゲンコルブはアシストが1枚となり万全な態勢を築けなかったが、最後は地力の違いで勝利をつかみ取ってみせた。
マイヨロホ(総合1位)はホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)、2位はクリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)、3位はアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)で上位3人に変動はなかった。
土井勝利貢献「すごい感動」
3勝目を挙げたジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ)のチームメート、日本の土井雪広(28)は、この日もエースの勝利のために必死に脚を回した。モーターランド・アラゴンの手前の残り5キロ前後でアルゴス・シマノのトレインの先頭を走ってチームを前に押し上げ、自らの役割を終えた。このステージは3分38秒差の146位、総合では35分3秒差の116位で終えたが、自身のブログには「グランツール3勝目。そんなすばらしいメンバーの一人として走っている僕は幸せ者だ。すごい感動がある」と喜びを綴っている。
(写真=ステージ3勝目を挙げたデゲンコルブ=AP)
<ステージ>
(1)ジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ) 3時間48分30秒
(2)エリア・ビビアーニ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2秒
(3)アラン・デービス(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(4)ナセル・ブアニ(フランス=FDJ・ビッグマット)
(5)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=レディオシャック・ニッサン)
(6)ジャンニ・メールスマン(ベルギー=ロット・ベリソル)
(7)デニス・ファンウィンデン(オランダ=ラボバンク)
(8)ホセホアキン・ロハス(スペイン=モビスター)
(9)ロイド・モンドリー(フランス=AG2R)
(10)ベン・スイフト(英国=チームスカイ)
<総合>
(1)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 25時間53分4秒
(2)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +10秒
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +36秒
(4)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +54秒
(5)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)
(6)ニコラ・ロッシュ(アイルランド=AG2R) +1分4秒
(7)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク) +1分12秒
(8)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +1分17秒
(9)フアンホセ・コボ(スペイン=モビスター) +1分34秒
(10)セルジオルイス・エナオ(コロンビア=チームスカイ) +1分39秒
(116)土井雪広(アルゴス・シマノ) +35分3秒
※ページトップへ
|
・第8S(8月25日、レリダ〜アンドラ/コリャーダ・デラ・ガリーニャ=175.0km) |
バルベルデ逆転!今大会2勝目
09年の覇者アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)が残り25メートルで大逆転し、第3Sに続いて今大会2勝目、ブエルタ通算7勝目を挙げた。タイムは4時間06分40秒だった。タイム差なしで2位はホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)3位はアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)だった。
1級山岳コリャーダ・デラ・ガリーニャの山頂ゴールを目指す戦いは、残り1キロでロドリゲス、クリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)コンタドール、バルベルデと総合争い上位の4人の争いとなった。残り500メートルでコンタドールがアタックに成功、反応できない他の3人を尻目にリードを広げた。コンタドールの独走となり、勝負が決したと思われた残り100メートル、バルベルデとロドリゲスが猛烈に追い上げを開始、一気に差が詰まっていく。バルベルデは懸命に抵抗するコンタドールを、残り25メートルでかわし去って逆転、そのまま先頭ゴールを果たした。ロドリゲスもゴール手前でコンタドールをとらえ、2位に浮上した。フルームは遅れ、前3人とは15秒の4位でゴールした。
この結果、ロドリゲスがマイヨロホ(総合首位)を守り、2位フルームとの差を33秒差に広げた。3位コンタドールとは40秒差、4位バルベルデとは50秒差となった。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はこのステージ15分41秒差の139位、総合では50分52秒差の119位となった。
※ページトップへ
|
・第9S(8月26日、アンドラ〜バルセロナ=194.0km) |
ジルベール逆転で今大会初優勝
フィリップ・ジルベール(30、ベルギー=BMCレーシング)が残り150メートルで逆転し、今大会初優勝を果たした。タイムは4時間45分28秒だった。タイム差なしで2位はホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)3位は7秒遅れでパオロ・ティラロンゴ(35、イタリア=アスタナ)が入った。
休息日前日の戦いは、残り5・2キロでのアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)のアタックで動き出した。4・3キロ地点まで各選手が入り乱れ、3・7キロでロドリゲスがトップに立った。これにジルベールが続き2人の一騎打ちとなる。残り2キロの下りでジルベールがスパートするも逃げ切れず、ロドリゲスが前へ。残り150メートルでジルベールがかわしそのままゴールした。
マイヨロホ(総合1位)は34時間44分55秒でロドリゲスが6日連続で守った。2位は53秒差でクリス・フルーム(27=英国、チームスカイ)、アルベルト・コンタドール(29=スペイン、サクソバンク・ティンコフ)が1分0秒差で3位となった。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)このステージ6分59秒差の173位、総合では57分59秒差の131位となった。
(写真=今大会初勝利を挙げたジルベール=AP)
※ページトップへ
|
・休息日(8月27日) |
|
・第10S(8月28日、ポンテアレアス〜サンシェンショ=166.4km) |
またデゲンコルブ!4勝目
またデゲンコルブだ! ジョン・デゲンコルブ(23=ドイツ、アルゴス・シマノ)が4時間47分24秒のタイムでステージ優勝。初出場のブエルタで、ステージ4勝目を挙げた。デゲンコルブは残り250メートルで発射され、前を行くダニエーレ・ベンナーティ(31、イタリア=レディオシャック・ニッサン)をかわして先頭に立つと、直後を追いすがるナセル・ブアニ(22、フランス=FDJ・ビッグマット)を並ばせることなく完封。長めの距離を逃げるゴールスプリントとなったが、今大会の平たんステージをすべて制している実力を見せつけた。この勝利で、第9Sで失ったポイント賞ジャージの奪回にも成功した。2位はブアニ、3位はベンナーティだった。
総合争いはマイヨ・ロホ(総合1位)のホアキン・ロドリゲス、2位クリス・フルーム(27、英国=チーム・スカイ)3位アルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)で変動なし。ともに4秒差の集団の中でゴールし、29日の個人タイムトライアルに備えた。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はこのステージ2分40秒差の160位、総合は1時間35秒差の136位となった。この日もステージ優勝したチームメート、テゲンコルブの勝利に貢献した。
(写真=4勝目を示すポーズでゴールしたデゲンコルブ=AP)
※ページトップへ
|
・第11S(8月29日、個人タイムトライアル カンバドス〜ポンテベドラ=40.0km) |
ロドリゲス1秒差首位守った!
今大会唯一の個人タイムトライアルが行われ、7位に入ったホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)が1秒差でマイヨロホ(総合1位)を死守した。2位のアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が、総合2位に浮上。3位のクリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)が16秒差の同3位に後退した。ステージ優勝は、52分36秒で走破したフレドリック・ケシアコフ(32、スウェーデン=アスタナ)だった。
この日のスタート時点でロドリゲスとフルームの差は53秒、コンタドールとは1分差。第1計測地点を、コンタドールがフルームに4秒、ロドリゲスより39秒早く通過すると、第2計測地点ではフルームに16秒差、ロドリゲスに54秒差とリードを広げた。コンタドールは52分53秒でゴールし、後からくるフルーム、ロドリゲスの結果を待った。
フルームは53分15秒でゴールラインを通過、この時点でマイヨロホ争いは、コンタドールとロドリゲスに絞られた。53分53秒以内なら、首位を守れるロドリゲスは、必死の走りをみせ、計ったように53分53秒でゴールした。クライマーのロドリゲスが、不利なタイムトライアルで健闘を見せ、8ステージ連続でマイヨロホをキープに成功した。大会は30日の第12ステージから、後半戦に突入する。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はトップのケシアコフから、7分44秒差のステージ164位、総合では1時間7分3秒差の137位となった。
※ページトップへ
|
・第12S(8月30日、ビラガルシア・デ・アロウサ〜ドゥンブリア=184.6km) |
ロドリゲス激坂V!コンタドール下す
マイヨロホ(総合1位)のホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)が同2位アルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)を下し、4時間24分36秒のタイムでステージ優勝。今大会2勝目、ブエルタ通算6勝目を挙げた。8秒差でコンタドールが2位、13秒差でアレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)が3位だった。
この日のゴールのミラドール・デ・エサロは、1・9キロで270メートル上る急勾配。残り1キロ、ロドリゲスは先頭に立つと、コンタドールと2人で最大勾配30%の激坂を登っていく。バルデルデやクリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)ら総合争いのライバルたちを振り落とし、ステージ優勝は一騎打ちとなった。残り300メートル、ロドリゲスがアタックを決めると、コンタドールは反応できず差が広がる。急勾配もお構いなしに突き放したロドリゲスが、クライマーの実力を見せつけて先頭ゴールを果たした。
この勝利でボーナスタイムも獲得。前日の個人タイムトライアルで、1秒差まで詰められた2位コンタドールとの差は13秒まで広がり、3位フルームとは51秒差、4位バルベルデとは1分20秒差になった。残りのステージに、ロドリゲスが得意とする頂上ゴールがまだ5つ残っている。この日の勝利は総合争いを有利に運ぶという意味で大きな1勝となった。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はこのステージ5分29秒差の162位、総合では1時間12分54秒差の139位となった。
(写真=今大会2勝目、ブエルタ通算6勝目を挙げたホアキン・ロドリゲス=AP)
※ページトップへ
|
・第13S(8月31日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ〜フェロル=172.7km) |
カミングス逃げ切って初優勝
スティーブン・カミングス(31、英国=BMCレーシング)が逃げ切りに成功、4時間5分2秒のタイムでステージ優勝。これがグランツール初勝利となった。4秒差の2位はキャメロン・メイヤー(24、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)同タイムの3位はフアンアントニオ・フレチャ(34、スペイン=チームスカイ)だった。
スタート45キロで逃げ集団が形成され、カミングス、メイヤー、フレチャ、サイモン・クラーク、リヌス・ゲルデマン、トマス・デへント、エリア・ビビアーニの実力者7人が顔をそろえた。残り7キロでも、メーン集団とはまだ40秒差と差を詰めさせず、逃げ切りが濃厚となった。残り6キロのフレチャのアタックでビビアーニが脱落。残り4キロではカミングスがアタック、残りの5人からリードを奪うことに成功した。残り1キロ、カミングスを捕まえようとメイヤー、フレチャが懸命に追いすがったが、カミングスは残り50メートルで勝利を確信。スピードを緩め両腕を突き上げながらゴールラインを通過した。
逃げ集団が6位までを占め、メーン集団の先頭となる7位でジョン・デゲンコルブ(23、ドイツ=アルゴス・シマノ)がゴール。日本の土井雪広(28)を含めたアルゴス・シマノはメーン集団を引っ張り、ゴールスプリントでのデゲンコルブの今大会5勝目を目指したが、逃げ集団との差を詰められず逃げ切りを許した。土井は残り20キロ付近で役目を終え、13分50秒差の183位でゴール、総合では1時間25分54秒差の160位となった。
総合争いに変動はなく、マイヨロホ(総合1位)はホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)。1日の第14Sからは山岳ステージが続き、総合争いは佳境に入っていく。
※ページトップへ
|
・第14S(9月1日、パラス・デ・レイ〜プエルト・デ・アンカレス=152.0km) |
ロドリゲス3勝目!首位守る
マイヨロホ(総合1位)のホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)がゴール前で、同2位のアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)をかわし、4時間10分28秒のタイムでステージ優勝。今大会3勝目を挙げた。コンタドールは5秒差の2位、アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)が13秒の3位だった。
この日もロドリゲスがコンタドールを下した。アンカレス峠の上り、動きを見せたのはコンタドールだった。残り3・3キロでアタックをかけ追いつかれると、残り1・9キロでさらにアタックをかけリードを広げる。ロドリゲスはアタックに反応せず、マイペースを保つ。残り500メートルを切って、コンタドールの背中が見えたロドリゲスはそこから一気にペースを上げ、コンタドールに並びかける。余力で勝るロドリゲスがゴール手前で先頭に立ち、最後は突き放して先頭ゴール。第12Sに続いて、コンタドールとの直接対決を制した。
ロドリゲスは総合争いで2位コンタドールとは22秒、3位クリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)4位バルデルデとは1分41秒までリードを広げた。この後の第15、16Sでは超級山岳が登場、総合争いはこれから激しさを増していく。
日本の土井雪広(28、アルゴ・シマノ)はこのステージ11分58秒差の66位、総合では1時間38分4秒差の133位となった。
※ページトップへ
|
・第15S(9月2日、ラ・ロブラ〜ラゴス・デ・コバドンガ=186.7km) |
総合上位3人が激戦も差つかず
今大会初の超級山岳ラゴス・デ・コバドンガの頂上ゴールを目指す上りで、ホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)アルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)の総合争い上位3人の争いが繰り広げられた。
バルデルデのアタックをきっかけに一気にレースが動き、この日も積極的にコンタドールが攻めていく。ロドリゲスはすかさずチェックに入り、冷静なレース運びで差を広げさせない。バルベルデもアシストのナイロ・キンタナ(22、コロンビア=モビスター)とともにカウンターアタックをかけたものの、リードを奪うことはできなかった。結局、3人ともトップと9分25秒差の同タイムでゴール。バルベルデがステージ9位、ロドリゲスが同10位、コンタドールが同11位だった。
ロドリゲスがマイヨホロ(総合1位)を12ステージ連続で守り、2位コンタドールとの差は22秒、3位に浮上したバルベルデとは1分41秒差。この日3位でスタートしたクリス・フルーム(27、英国=チームスカイ)は3人の争いに加われないまま脱落、10分差のステージ23位、総合は2分16秒差の4位に後退した。
ステージ優勝したのはアントニオ・ピエドラ(26、スペイン=カハ・ルーラル)。逃げ集団から残り11キロで抜け出し、そのまま逃げ切りグランツール初勝利を挙げた。タイムは5時間1分23秒だった。2分2秒差の2位はルーベン・ペレス(30、スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)同タイムの3位はロイド・モンドリー(30、フランス=AG2R・ラモンディアル)だった。
日本の土井雪広(28、アルゴスシマノ)はこのステージ15分50秒差の57位、総合では1時間44分29秒差の118位となった。
※ページトップへ
|
・第16S(9月3日、ヒホン〜バルグランデ・パハレス/クイトゥ・ネグル=185.0km) |
カタルドが逃げ切りステージV
休息日前日は、2つの1級峠をを越え、最後は標高1850メートル頂上ゴールを目指すステージ。レースは最初の1級峠サン・ロレンソを前に動き出した。ダリオ・カタルド(27、イタリア=オメガファルマ・クイックステップ)とトマス・デへント(25、ベルギー=バカンソレイユ・DCM)の2人が飛び飛び出すと最後までメイングループ追従を許さず、5時間18分28秒でカタルドが制した。2位は7秒差でデへント。
マイヨホロ(総合1位)を争うホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)アルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)の上位3人はメイングループで様子をうかがう。ゴール前500メートルでコンタドールが仕掛けるもロドリゲスが続き、残り150メートルで抜き去りトップから2分39秒差の3位、コンタドールは4位に入った。
結果、総合1位はロドリゲスが13ステージ連続で守り、2位コンタドールとの差は28秒、3位のバルベルデとは2分04秒差に広げた。
日本の土井雪広(28、アルゴスシマノ)はこのステージ30分49秒差の120位、総合では2時間12分43秒差の120位となった。
※ページトップへ
|
・休息日(9月4日) |
|
・第17S(9月5日、サンタンデル〜フエンテ・デ=177.0 km) |
コンタドール復活!ステージV&奪首
アルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が、フエンテ・デの頂上ゴールを独走しステージ優勝。総合でもホアキン・ロドリゲス(31、スペイン=カチューシャ)を逆転し、マイヨロホ(総合1位)を獲得。8月にドーピング違反の出場停止から復帰したコンタドールが完全復活を遂げた。
コンタドールが圧巻のレースを見せた。残り53キロでメーン集団からアタックをかけ飛び出すと、逃げ集団に取りついた。残り23キロで、逃げ集団をパオロ・ティラロンゴ(35、イタリア=アスタナ)とともに抜け出すと、残り13キロでティラロンゴを振り切って先頭に立った。その後は1人旅で後続を寄せ付けず、残り1キロで追撃してきたアレハンドロ・バルデルデ(32、スペイン=モビスター)らもかわし切り、喜びを爆発させながら先頭ゴールを果たした。
コンタドールは「あそこでのアタックは計画していなかった。残り3キロでアタックしようと思っていた。だが、ギャンブルしないと勝利はない。体調は万全ではなかったが、モチベーションはあった。2位で終わりたくなかった」と話した。
2位は6秒差でバルデルデ、同タイムの3位はセルジオルイス・エナオ(24、コロンビア=チームスカイ)だった。
前日までマイヨロホだったホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)は徐々に差を広げられ、2分38秒差の10位に沈み、首位を明け渡した。今年のジロ・デ・イタリアでも最終日の個人タイムトライアルで敗れ総合優勝を逃したロドリゲスは「悲しいよ。ブエルタのタイトルは逃した」と白旗を上げた。
コンタドールが総合首位に立ち、2位バルベルデと1分52秒差、3位ロドリゲスには2分28秒差と大きなリードを奪った。総合争いは、第18、19Sの平たんステージの後、第20Sの超級山岳ボラ・デル・ムンドの山頂ゴールで決着する。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はこのステージ20分51秒差の51位、総合では2時間33分24秒差の119位となった。
<ステージ>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 4時間29分20秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +6秒
(3)セルジオルイス・エナオ(コロンビア=チームスカイ)
(4)ゴルカ・ベルドゥゴ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(5)リナルド・ノチェンティーニ(イタリア=AG2R) +19秒
(6)ヤン・バークランツ(ベルギー=オメガファーマ・ロット) +55秒
(7)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +1分13秒
(8)アレクサンドル・ジェニエ(フランス=アルゴス・シマノ) +1分40秒
(9)パオロ・ティラロンゴ(イタリア=アスタナ) +2分13秒
(10)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分38秒
(51)土井雪広(アルゴス・シマノ) +20分51秒
<総合>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 68時間7分54秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分52秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分28秒
(4)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +9分40秒
(5)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +11分36秒
(6)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +12分6秒
(7)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +12分55秒
(8)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分6秒
(9)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +13分49秒
(10)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +14分10秒
(119)土井雪広(アルゴス・シマノ) +2時間33分24秒
※ページトップへ
|
・第18S(9月6日、アグイラル・デ・カンポ〜バリャドリド=186.4km) |
ベンナーティが復活の1勝
ダニエーレ・ベンナーティ(31、イタリア=レディオシャック・ニッサン)が、ゴールスプリントを制してステージ優勝。タイムは4時間17分17秒だった。2位はベン・スイフト(24、英国=チームスカイ)3位はアラン・デービス(32、オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)だった。
ゴール前、チームスカイのトレインからリードアウトされたスイフトを、ベンナーティが追いすがる。ゴールラインをほとんど並んで通過したが、わずかにベンナーティが先着し、昨年の第20S以来となるブエルタ通算5勝目をマークした。今大会は第5Sで2位、第10Sで3位、ジョン・デゲンコルブ(23=ドイツ、アルゴス・シマノ)にゴールスプリントで屈していた。惜敗が続いた31歳のベテランスプリンターが、復活となる1勝を挙げた。
ここまで4勝を挙げているデゲンコルブは、ゴールスプリントでトレインが機能せず、ゴール前追い上げたものの、ステージ5位に終わった。チームメートの土井雪広はトレインを引く役目を果たし、6分18秒差のステージ163位。総合では2時間32分39秒差の125位となった。
マイヨロホ(総合1位)のアルベルト・コンタドール(29、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)同2位のアレハンドロ・バルデルデ(32、スペイン=モビスター)同3位のホアキン・ロドリゲス(31、スペイン=カチューシャ)に変動はない。
(写真=第18ステージを制したベンナーティ=AP)
コンタドール、総合首位守る
総合トップのアルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)はトップから10秒遅れのメーン集団の47位でゴール。同2位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)、同3位のホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)も同じ集団でゴールしたため、コンタドールはマイヨロホを守った。
コンタドールは「クラッシュを避けるため、注意深く走った。風の向きにも注意したが、チームが何の心配もないように自分を守ってくれた。ブエルタでは何が起きるか分からないから、毎日が重要だ」と話し、残り3ステージに備えた。
(写真=総合首位を守ったコンタドール=AP)
<ステージ>
(1)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=レディオシャック・ニッサン) 4時間17分17秒
(2)ベン・スイフト(英国=チームスカイ) +0秒
(3)アラン・デービス(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(4)ロイド・モンドリー(フランス=AG2R)
(5)ジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ)
(6)ダビデ・ビガノ(イタリア=レパード・トレック)
(7)マッティ・ブレシェル(デンマーク=ラボバンク)
(8)コーン・デコート(オランダ=アルゴス・シマノ)
(9)ミッシェル・ドッカー(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(10)グレゴリー・ラスト(スイス=レディオシャック・ニッサン) +6秒
(35)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +10秒
(37)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +10秒
(41)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +10秒
(47)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +10秒
(163)土井雪広(アルゴス・シマノ) +6分18秒
<総合>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 72時間25分21秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分52秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分28秒
(4)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +9分40秒
(5)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +11分36秒
(6)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +12分2秒
(7)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +12分55秒
(8)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分6秒
(9)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +13分49秒
(10)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +14分10秒
(125)土井雪広(アルゴス・シマノ) +2時間39分32秒
※ページトップへ
|
・第19S(9月7日、ペニャフィエル〜ラ・ラストリーリャ=169.0km) |
ジルベールが力でねじ伏せ2勝目
フィリップ・ジルベール(30、ベルギー=BMCレーシング)が4時間56分25秒のタイムでステージ優勝。今大会2勝目、ブエルタ通算4勝目を挙げた。アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)が2位、ダニエル・モレノ(30、スペイン=カチューシャ)が3位だった。
残り3・5キロでのエゴイツ・ガルシア(26、スペイン=コフィディス)のアタックで、一気にレースが動いた。ジョン・デゲンコルブ(23、ドイツ=アルゴス・シマノ)らがこれを追走し、残り2キロで捕まえると、今度はニコラ・ロッシュ(28、アイルランド=AG2R・ラモンディアル)がアタック。残り1キロを切って、テゲンコルブらが追いすがり、集団も迫ってくる。集団から飛び出したのは、ジルベールとベン・スイフト(24、英国=チームスカイ)。残り500メートルでテゲンコルブ、ロッシュらを一気にかわしてジルベールが先頭に立つと、後ろにつけていたスイフトをちぎって先頭ゴール。力でねじ伏せたジルベールが、ステージ優勝を果たした。
ゴール前で総合2位バルベルデが2位に浮上、同3位ホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)はチームメートのモレノに先着され4位だった。着順によるボーナスタイムを加算した結果、マイヨロホ(総合1位)でこのステージ3秒差の10位だったアルベルト・コンタドール(28、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)と、バルデルデの差は1分35秒差、ロドリゲスとの差は2分21秒差となった。総合争いは8日の第20Sで決着する。
日本の土井雪広(28、アルゴス・シマノ)はこの日もメーン集団を先頭で引き続ける役目を果たし、6分28秒差のステージ151位、総合では2時間45分57秒差の129位となった。また土井のチームメートで、中国人で初めてグランツールに参戦しているジ・チェン(25)が敢闘賞を獲得した。
<ステージ>
(1)フィリップ・ジルベール(ベルギー=BMCレーシング) 56分25秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +0秒
(3)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ)
(4)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ)
(5)ジャンニ・メールスマン(ベルギー=ロット・ベリソル) +3秒
(6)バウケ・モレマ(オランダ=ラボバンク)
(7)ヤン・バークランツ(ベルギー=オメガファーマ・ロット)
(8)ベン・スイフト(英国=チームスカイ)
(9)リナルド・ノチェンティーニ(イタリア=AG2R)
(10)セルジオルイス・エナオ(コロンビア=チームスカイ)
(11)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +3秒
(151)土井雪広(アルゴス・シマノ) +6分28秒
<総合>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 77時間21分49秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分35秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +2分21秒
(4)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +9分48秒
(5)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +11分29秒
(6)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +12分
(7)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +12分58秒
(8)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分9秒
(9)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +13分52秒
(10)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +15分13秒
(129)土井雪広(アルゴス・シマノ) +2時間45分57秒
※ページトップへ
|
・第20S(9月8日、ラ・ファイサネラ〜ボラ・デル・ムンド=169.5km) |
コンタドール総合Vほぼ手中に
アルベルト・コンタドール(28、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)が4分15秒差の9位に入り、マイヨロホ(総合1位)を守った。この結果、コンタドールが08年以来の2度目の総合優勝をほぼ手中に収めた。
この日のゴールは最高勾配23%の超級山岳ボラ・デル・ムンド。残り3・3キロから始まる急勾配にコンタドールは苦戦した。残り2キロを切ったところで、総合3位ホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)のアタックについて行けず離された。さらに、残り1キロでは、総合2位アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)に後から追いつかれ、かわされてしまう。それでも「最大の力を出した」というコンタドールは、最後の力で踏ん張り、ロドリゲスに44秒差、バルベルデに19秒差でゴール。総合ではバルベルデと1分16秒差、ロドリゲスとは1分37秒差で逃げ切った。
コンタドールにとって、ドーピング違反による出場停止が明けてから、初のグランツールとなった今大会。第3Sで7度のアタックをかけるなど、積極的なレースを展開したが、第12S、14Sではロドリゲスとの一騎打ちに敗れ、なかなか波に乗れなかった。しかし、第17Sで残り51キロからのアタックを決め、独走でステージ優勝を果たすと、一気に総合首位に浮上し、逆に大きなリードを奪った。一度の勝利でひっくり返したコンタドールが、最後は遅れを取ったもののリードを守り切ってみせた。
ステージ優勝は05、07年総合優勝のデニス・メンショフ(34、ロシア=カチューシャ)。ゴール前でリッチー・ポート(27、オーストラリア=チームスカイ)を突き放した。タイムは4時間48分49秒だった。ポートが17秒差の2位、3位はケビン・デウィールト(30、ベルギー=オメガファルマ・クイックステップ)だった。
土井雪広(アルゴス・シマノ)は28分23秒遅れの130位でゴール。総合は3時間10分5秒遅れの132位となった。
8日の最終Sで選手たちは首都マドリードに入り、中心部の周回コースで最後の戦いが繰り広げられる。
(写真=総合優勝をほぼ手中に収め、ガッツポーズのコンタドール=AP)
<ステージ>
(1)デニス・メンショフ(ロシア=カチューシャ) 4時間48分48秒
(2)リッチー・ポート(オーストラリア=サクソバンク・サンガード) +17秒
(3)ケビン・デウィールト(ベルギー=クイックステップ) +42秒
(4)フレドリック・ケシアコフ(スウェーデン=アスタナ) +1分16秒
(5)ロマン・シカール(フランス=エウスカルテル・エウスカディ) +1分39秒
(6)エロス・カペッキ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +2分30秒
(7)マキシム・ブエ(フランス=AG2R) +2分39秒
(8)サイモン・ゲスク(ドイツ=AG2R) +3分14秒
(9)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +3分31秒
(10)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +3分56秒
(12)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) +4分15秒
(19)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +4分43秒
(130)土井雪広(アルゴス・シマノ) +28分23秒
<総合>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 82時間14分52秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分16秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +1分37秒
(4)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +10分16秒
(5)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +11分29秒
(6)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +12分23秒
(7)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分28秒
(8)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +13分41秒
(9)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +14分1秒
(10)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +16分13秒
(132)土井雪広(アルゴス・シマノ) +3時間10分5秒
※ページトップへ
|
・第21S(9月9日、セルセディリャ〜マドリード=111.9km) |
コンタドールが2度目の総合V
アルベルト・コンタドール(28、スペイン=サクソバンク・ティンコフ)がタイム差なしの54位に入り、84時間59分49秒で08年以来の2度目のマイヨロホ(総合1位)を獲得した。
最終Sは首都マドリードに入ってからの周回コースで集団スプリントとなった。最終周最後のヘアピンカーブを抜けると、コーン・デコート(29、オランダ=アルゴス・シマノ)がスピードを上げ、ジョン・デゲンコルブ(23、ドイツ=同)を引っ張りアシスト。ゴール前でデゲンコルブがスパートし2時間44分57秒で今大会5勝目のステージ優勝を挙げた。
アレハンドロ・バルベルデ(32、スペイン=モビスター)は6位に入り総合2位、逆転で総合2位を狙ったホアキン・ロドリゲス(33、スペイン=カチューシャ)は最後に集団に飲み込まれ、21位でフィニッシュし総合3位となった。
土井雪広(アルゴス・シマノ)は2分17秒遅れの170位でゴール。総合は3時間12分22秒遅れの139位となった。
(写真=2度目の総合優勝を果たしたコンタドール=AP)
<ステージ>
(1)ジョン・デゲンコルブ(ドイツ=アルゴス・シマノ)
(2)エリア・ビビアーニ(イタリア=リクイガス・キャノンデール) +0秒
(3)ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア=レディオシャック・ニッサン)
(4)アラン・デービス(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ)
(5)コルド・フェルナンデス(スペイン=ガーミン・シャープ)
(6)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)
(7)ヘルト・ステーグマンス(ベルギー=オメガファーマ・クイックステップ)
(8)ズデニェック・シュティバル(チェコ=オメガファルマ・クイックステップ)
(9)レイモンド・クレイドル(オランダ=ガーミン・シャープ)
(10)ゴルカ・ベルドゥゴ(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ)
(54)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ)
(170)土井雪広(アルゴス・シマノ) +2分17秒
<総合>
(1)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 84時間59分49秒
(2)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) +1分16秒
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) +1分37秒
(4)クリス・フルーム(英国=チームスカイ) +10分16秒
(5)ダニエル・モレノ(スペイン=カチューシャ) +11分29秒
(6)ロベルト・ヘーシンク(オランダ=ラボバンク) +12分23秒
(7)アンドルー・タランスキー(米国=ガーミン・シャープ) +13分28秒
(8)ローレンス・テンダム(オランダ=ラボバンク) +13分41秒
(9)イゴール・アントン(スペイン=エウスカルテル・エウスカディ) +14分1秒
(10)ベニャト・インチャウスティ(スペイン=モビスター) +16分13秒
(139)土井雪広(アルゴス・シマノ) +3時間12分22秒
<ポイント賞>
(1)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター) 199ポイント
(2)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 193
(3)アルベルト・コンタドール(スペイン=サクソバンク・ティンコフ) 161
<山岳賞>
(1)サイモン・クラーク(オーストラリア=オリカ・グリーンエッジ) 63ポイント
(2)ダビド・デラフエンテ(スペイン=カハルーラル) 40
(3)ホアキン・ロドリゲス(スペイン=カチューシャ) 36
※ページトップへ
|