プロ4年目の山村が「お気に入り」を尋ねられ、迷わずキャディーバッグの中から出したのはT字型の板状のもの。「パッティングの練習道具なんです。いつも持ってます」。練習熱心さがうかがわれる。ボールをセットし、ラインに合わせてパターを動かす。同様の練習器具で市販されているものもあるが、実はこれは手づくり。腕を磨いた神戸・江連忠アカデミーのスタッフが4年ほど前につくってくれたという。

 ラウンド前には短い時間でもこれを使い、1~2メートルのパットをチェック。「出球が安定します。1つのバロメーター。これを使うことで、安心してコースに出て行けます」。山村にとってはいわゆる“お守り”のような存在だ。

 今季はツアー競技の出場権が限られ、ホステスプロとして迎える今週のサマンサタバサ・レディースが4試合目となる。昨年大会時はゴルフに悩んでいたが、同じサマンサタバサ所属の香妻琴乃(23)が2位と奮闘し、「刺激をもらいました。私も頑張ろうって」。今年は同大会に「照準を合わせて」調整してきただけに、活躍が期待される。【岡田美奈】

 ◆山村彩恵(やまむら・さえ)1992年(平4)6月29日、福岡市生まれ。10歳からゴルフを始め、福岡・沖学園高時代から江連忠に師事。12年プロテスト合格。同年10月富士通レディースで7位、新人戦加賀電子杯2位。今季は下部ツアーのANAプリンセス杯24位など。13年にはツアー公式のドラコン大会で261・2ヤードで2位に。好きな色はショッキングピンクとゴールド。155センチ、55キロ。