日本ツアー参戦1年目のキム・ハヌル(26=韓国)がツアー初優勝を飾った。首位タイから出て5バーディー、1ボギーの68で通算12アンダーとし、2位に1打差をつけて逃げ切った。同学年で韓国ツアー元賞金女王イ・ボミが「スマイル・キャンディ」と呼ばれるなら、同じく同ツアー元女王で「スマイル・クイーン」の愛称を持つ。“韓流ツヨカワ系プロ”が待望の頂点に立った。
16番で8メートルのバーディーパットを沈め、単独首位に立った。最終18番で優勝を決め、キム・ハヌルが涙を見せた。「とてもうれしい。夢みたいです」。韓国の11、12年賞金女王が今季から参戦した日本で苦しんだ。出場18戦目の先週、気持ちを切り替えるため、帯同していた両親を母国に帰し、初のトップ10入り。きっかけをつかんでいた。
「ライバルじゃなく友達」というイ・ボミと共通点が多い。同じ建国大出身で、互いの家は車で15分の距離。愛称はイ・ボミが「スマイル・キャンディ」なら「スマイル・クイーン」。会員約1500人のファンクラブを持つ。
日本にも慣れた。コンビニ・スイーツにはまり、この日同組だった酒井と同じ「嵐」のファンになった。酒井のキャディーバッグに貼られた写真を見て楽しんだ。韓国語で「空」を意味するハヌルが、ついに羽ばたき始めた。【加藤裕一】
◆キム・ハヌル 1988年12月17日、韓国京畿道生まれ。韓国ツアー通算8勝で11、12年賞金女王。日本ツアーは昨年の最終QT13位となりトーナメント・プレーヤー・ディビジョン登録で今季から参戦。得意クラブは7番アイアン~ウエッジ。好きな日本食はスシ、すき焼き。170センチ、58キロ。

