26日に今季限りでの現役引退を発表した女子プロゴルファー宮里藍(31=サントリー)が29日、都内のホテルで記者会見に臨んだ。

 会見にはテレビカメラ30台、カメラマン60人、記者140人、関係者らを含めて計300人が出席。登壇した宮里は冒頭に昨夏ごろに17年シーズン限りでの引退の決意が固まったと明かした。「モチベーション維持が難しくなったことが1番の決め手」と引退理由に挙げた。

 宮里 モチベーション維持が難しくなったと感じたのは4~5年前。メンタルコーチにも相談して『選手にそういう時期はあるから頑張ってみてもいいんじゃない』とチームでも話がまとまって、自分の中でモチベーションが戻せるように努力してみようと、ここ4年ぐらい頑張っていたのですけれど。

 昨季まで試行錯誤を続けていたものの、本人が納得するレベルまで戻っていなかったという。

 宮里 今までやれていた練習ができなかったり、自分を追い込むことができなくなってしまった。そこは自分が望んでいる形ではなかった。プロである以上、結果は残したいですし。自分が求めている、理想としている姿はそこにはなかったので、こういう形になりました。

 引退後の結婚について質問を受けたが「今のところはないですね。すみません」と苦笑いを浮かべた。