<米男子ゴルフ:全英オープン>◇2日目◇17日◇英・ターンベリー(7204ヤード、パー70)

 第1ラウンドに続いてティーショットに苦戦したタイガー・ウッズ(米国)は、この日も何度もクラブをたたきつけ、怒りをあらわにした。8番からの6ホールで一気にスコアを7つ落とす大荒れのゴルフでまさかの予選落ち。「残念で仕方がない」と肩を落とした。

 10番では3番ウッドで打ったティーショットが右の深いラフに入り、ロストボールでダブルボギー。13番でもアプローチをミスし、2つめのダブルボギーをたたいた。終盤は16、17番と連続バーディーを奪ったが、通算5オーバーの74位で予選突破に1打及ばなかった。2006年全米オープン選手権以来、プロ2度目のメジャー大会予選落ちに「本当に悔しい。メジャーではミスは許されないのにミスを繰り返してしまった」と無念そうだった。

 今季は2月に復帰以来、3勝を挙げているが、すべてメジャー大会の2週前。この大会も5日までのAT&Tナショナルで勝利し、絶好調で乗り込んだはずだった。

 「メジャーに勝つためにメジャーに照準を合わせる」と常に語るが、今年はその調整にわずかなずれが生じている。今季残るメジャーはあと1戦。全米プロ選手権に王者の意地をぶつける。