<米男子ゴルフ:全英オープン>◇最終日◇19日◇英・ターンベリー(7204ヤード、パー70)

 手が届きそうだったメジャー史上最年長優勝を逃したトム・ワトソン(米国=59)は「もう少しで夢がかないそうだったのに、残念で仕方ない」と温和そうな瞳の中に悔しさをにじませた。

 最終ラウンドの最終ホールを1打リードの首位で迎えたが、フェアウエーからの第2打がわずかにグリーンを越えた。パターで打った第3打は「絶対にショートだけはさせたくなかった」と2メートルもオーバー。返しのパットも外してボギーとし、戦いはシンクとのプレーオフにもつれ込んだ。

 4ホールのプレーオフではミスショットを連発。2アンダーで回ったシンクに対し、4オーバーと崩れて大敗し「自分では体力の限界とは思わなかったが、きっとそう見えただろう」と長丁場の戦いを振り返った。

 それでも最後は大歓声で迎えられ、往年のワトソンの姿に観衆は酔いしれた。60歳の来年は出場資格を持つ最後の全英オープンとなるが、勝利への意欲は衰えない。「来年のセントアンドルーズも十分に戦える」とこれからを見つめてほほ笑んだ。