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国学院大、道間違えも初シード/箱根駅伝

国学院大アンカー寺田はコースを間違え右折。11位に落ちてしまう
国学院大アンカー寺田はコースを間違え右折。11位に落ちてしまう

<第87回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 国学院大がゴール目前の「大チョンボ」を切り抜けて、初のシード権(10位以内)を獲得した。最終10区は8位以下の4チームが残り3枠を争い集団でラストスパート。残り150メートル地点で国学院大の寺田夏生(1年)がコースを間違えて右にそれ、集団から離されたが、驚異的なスパートでゴール直前で城西大をかわして10位に滑り込んだ。10位と11位の3秒差は史上最小差。往路の5区では伴走車が事故を起こした国学院大は、連日の「脱線」を克服して、大混戦のシード権争いに勝ち残った。

 残り200メートル。4人の8位集団の最後方にいた国学院大の寺田がスパートした。一気に前へ。あとは前方に見えるゴールテープへ一直線のはずだった。ところが、残り150メートルで信じられない「チョンボ」を犯してしまった。

 寺田 (前を走っていた)中継車が右にそれて、そのままついて行ってしまって。あれ、みんな来てないなって。人生で一番焦りました。このままでは先輩に顔向けできない。でもラストスパートは絶対に負けない自信があった。

 まさかのコースアウト。警備員に制され、再び「本線」に戻った時には、集団の最後尾の城西大・甲岡とは10メートルの差があった。この時点で何人抜けばシード圏の10位以内に入るのかは、分からなかった。ただ1つでも前へ。その思いで甲岡を抜いてゴールに飛び込んだ。待っていた仲間の笑顔で、結果を知った。

 前日の往路5区で前田監督を乗せた伴走車が、右カーブを曲がれずに沿道の観客3人と接触するアクシデントが起きた。大事にはいたらなかったが、その後は給水ができなかった。まさかの2日連続の“脱線”を乗り越えて、初のシード権を手にした。

 箱根史上まれに見る大混戦のシード権争いだった。最終10区の中継所で8位城西大から13位山梨学院大まで1分9秒差。そして、10区の10キロ過ぎに日体大、青学大、国学院大、城西大が8位集団を形成した。10位国学院大と11位城西大の差は3秒。9位以内がシード権を獲得していた93年の、9位順大、10位日体大の4秒差を更新する史上最小の大接戦だった。

 過去14位が最高だった弱小チームを変えたのは、09年8月に就任した前田監督だった。00年の駒大の総合初優勝を主将として支えた今大会最年少監督は、佳代子夫人(29)と、09年11月に選手寮に移り住んで、選手と一緒に生活しながら指導。主将の仁科は「夫婦で来た時は驚いたけど、チームとして締まった」と振り返る。

 来年は箱根経験者が6人残る。前田監督は「駒大と競っていけるようにしたい。時代を作りたい」。まさかの自動車事故、まさかのチョンボを乗り越えてつかんだ来年の切符は、国学院大のさらなる飛躍を予感させた。【阿部健吾】

 [2011年1月4日8時56分 紙面から]


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