<F1:シンガポールGP>◇公式予選◇27日◇グランプリ・サーキット◇1周5・067キロ

 ウィリアムズ中嶋一貴(23)が1分47秒547で、予選の自己最高位である10番手スタートを決めた。第2ピリオド(Q2)で9位とし、上位10台で争われるQ3に初めて進出。「ずっと今までいけそうでいけなかった。日本GP前にいい流れをつくれた」と珍しく満面に笑みを浮かべた。

 昨年のブラジルGPからF1通算16戦目での突破は、適応能力の高さを見せつけた結果だ。初開催の市街地コースという条件は、これまでの最高順位だった11位を記録した欧州GP(スペイン・バレンシア)と同じ。さらに今回は夜という条件も加わり体調管理も心配されたが「もともと夜型なので」と意にかえさなかった。「プレッシャーが少しなくなったかな」と決勝では自身5度目の入賞を狙う。

 フェラーリのフェリペ・マッサ(27)が1分44秒801で今季5度目のポールポジションを獲得した。