フェラーリからのF1復帰へ、準備中のミハエル・シューマッハー(40)が7月31日、イタリアのムジェロ・サーキットで、07年型のマシンを使い、復帰発表後初のテスト走行を行った。1周約5キロのコースを67周。シューマッハーは「07年型の車とはいっても、サーキットに戻れたのは素晴らしい。途中からはコンスタントにタイムを出せた。今後数日間で体と筋肉にどのような影響が出るかを確かめる」と話した。

 事故で欠場するマッサの代役として急きょ参戦が決定、今季の規定ではシーズン中のテスト走行が禁止されていることから、準備不足が心配される。欧州メディアは、FIAや他チームの幹部が今季のマシンでテスト走行する特例を認めそうだと報じている。

 また、シューマッハーはテスト走行から一夜明けた1日、ハンガリー・ブダペスト市内の病院を訪れ、入院中のマッサを見舞った。