<F1:第7戦トルコGP>◇決勝◇30日◇イスタンブールパーク・サーキット◇1周5・338キロ×58周

 マクラーレンのルイス・ハミルトン(25=英国)が1時間28分47秒620で今季初優勝、通算12勝目を挙げた。ポールポジションから出たレッドブルのマーク・ウェバー(オーストラリア)がトップを快走していたが、同僚のセバスチャン・フェテル(ドイツ)と接触し後退。トップに立ったハミルトンが同僚のジェンソン・バトン(ドイツ)を抑えてチェッカーフラッグを受けた。ザウバーの小林可夢偉(23)は完走し、今季初入賞となる10位に入った。

 小林が粘って今季初ポイント(1点)を獲得した。早めのピットイン後にロングランする作戦。最後はタイヤがすり切れ、内部のワイヤが見える状態だったが走り切った。「走り切ればポイントが取れると分かって良かった」と小林。ここ3戦、ポイント圏内を走りながらマシン不調などで入賞を逃してきただけに喜びもひとしおだった。(イスタンブール=米家峰起通信員)