2016年リオデジャネイロ五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会は23日、8度目の現地視察を開始し、大会組織委員会からセーリング会場の水質改善が遅れているとの報告を受けた。

 湾に流れ込む生活汚水や浮遊するゴミの8割を除去する計画だが、5割弱までしか進んでおらず、目標達成は困難という。

 会合にはブラジルのイルトン・スポーツ相も出席し、大会に必要な競技用具のうち1億レアル(約41億円)相当を連邦政府が負担することを約束した。