ヤマハ発動機が初優勝を飾った。

 前半7分に日本代表CTBマレ・サウ(27)が右中間に先制トライ。同13分には同じく日本代表のFB五郎丸歩(28)が約45メートルのペナルティーゴール(PG)を決めるなどして追加点を奪った。

 サントリーにトライのチャンスを作らせることなく15-3で前半を折り返した。

 後半に入ってもインゴールは越えさせなかった。早い出足で前に出てタックルを浴びせ続け、CTB松島らサントリーのBKを機能させない。自陣深く攻め込まれても粘り強く守って反則を誘い、五郎丸がキックで危機を回避した。ノーサイドとともに、選手たちは抱き合って喜びを爆発させた。

 清宮克幸監督(47)は「一仕事終えた感じ。ホッとしている」と感慨深く話した。