東京Aが一昨年優勝の愛知との激闘を43-41で制し、最終日の準決勝に進んだ。

 東京Aは第1Qを16-9として主導権を奪った。しかし、中盤は愛知が流れをつかみ、第3Qを終えて32-29と逆転した。そして、3点差のまま残り試合時間は3分30秒。東京Aは149センチのガード遠藤茜(江戸川区立小岩四中2年)がドライブシュートを決め、1点差として流れを引き戻した。

 さらに、東京Aはエンゼバ織沙(藤村女中2年)の連続シュートで39-38と逆転。愛知に再び40-39リードされるも、エンゼバらの連続シュートで残り1分に43点目を挙げると、相手反撃をフリースローの1点に抑え、そのまま逃げ切った。

 勝利の瞬間、東京Aベンチは優勝したかのような騒ぎ。嶌山(しまやま)コーチ(39)は「練習してきたゾーンが思いのほか効いた。練習が全部生きて、勝ち切れた」と感涙にむせんだ。そして「ここまで来たら、てっぺんまで頑張りたい」と優勝を宣言した。