フィギュアスケートの世界国別対抗戦は16日に国立代々木体育館で開幕する。15日に日本代表による公式会見が行われ、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(20=ANA)が「チームを引っ張らないといけない立場。実績からも期待される。引っ張っていける演技をしたい」と力強く宣言した。

 先月に中国・上海で開催された世界選手権では、昨年末の腹部の手術、さらに右足首の捻挫の影響などもあり、2位に終わった。以降は国内で調整を続け、「足の状態は世界選手権より良くなっている」と完治に近づいているという。16日の男子ショートプログラム(SP)、17日のフリーでの好演技に期待がかかる。

 大会は世界の上位6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝者には12点、2位には11点…と与えられ、各国の合計点で優勝国を競い合う。今回の参加国は日本、ロシア、米国、カナダ、フランス、中国。日本は12年大会で初優勝し、昨年は3位。