国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は27日、ニューデリーでインドのモディ首相と会談し、2024年夏季五輪招致への立候補について「時期尚早」と述べ、まだ実現が困難との見解を示した。申請都市は9月15日に締め切られるが「首相もわれわれの考えと一致している」と述べた。

 24年五輪はローマと米国のボストン、ドイツのハンブルクが立候補を表明し、パリも名乗りを上げる予定でIOCは開催都市を17年に決める。バッハ会長は人口約12億人を抱えるインドの将来性には理解を示した。

 IOCはインド政府や国内オリンピック委員会(NOC)と選手の教育や支援で協力関係を構築することに合意した。