国際バスケットボール連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受けた日本協会の改革を主導するタスクフォースは28日、都内で第4回目の会議を開き、日本協会の新体制の事務総長に推薦されたJリーグの大河正明常務理事(56)が初参加した。冒頭で「身が引き締まる思い。全力投球しないといけない。1人では限界がある。全国のバスケットファミリーが(バスケットを)強くするとの1つの方向に向け、一緒に頑張っていきたい」とあいさつした。

 会長にはタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)が推薦される。FIBAは日本協会の非常事態を乗り切るため、1年間は、この日推薦された川淵会長を含めた理事は6人の少数精鋭でガバナンスを強化する方針。川淵チェアマンは各競技団体の縦割り組織を常々批判。常々「横ぐしを差したい」と競技団体の枠を超えた連携に意欲を示す。今回の日本バスケットボール協会の新体制は、スポーツ界の枠を超えた新たな挑戦ともいえる。新体制は来月13日の日本協会臨時評議員会で、選任される。