女子ダブルスの中学生ペア伊藤美誠(14=スターツ)平野美宇(15=エリートアカデミー)組が、世界選手権デビュー戦をストレート勝ちで飾った。

 ユースラ・ヘルミ(エジプト)アンドレア・モントゥファル(グアテマラ)組に、11-6、11-3、11-4、11-2の4-0。第1ゲーム前半こそ、特に平野美に硬さが目立ったが、伊藤がフォアハンドから連続で得点を奪い、つられるように平野美も本来の動きを取り戻した。

 第2ゲーム途中には7連続得点を奪うなど、デビュー戦らしからぬ高度な技術の連続で圧倒した。同時にメーンアリーナで試合を開始した女子ダブルス8戦の中で、最も早く決着する完勝だった。伊藤は「まずは自分たちのプレーが少しできた。次のシングルスも(日本時間28日午後9時30分開始予定の)ダブルスの2回戦も思い切っていきたい。合宿の成果を出せるようにしたい」と、前を見据えて気持ちを切り替えていた。