日本ラグビー協会は28日、16年リオデジャネイロ五輪の出場権をかけたアジア予選(11月、香港)に向けた日本代表候補23人を発表した。昨年9月に日本国籍を取得した元オーストラリア代表ヒーナン・ダニエルらが名を連ねた。

 代表活動は五輪予選まで163日中101日にのぼる。今回は学生を除く選手の所属チームと初めて書面契約を交わし、候補選手が全日程に参加することが約束された。以前は所属チームとの兼ね合いによる不参加もあったが、予選に向け強化に集中できる環境を整えた。8月には強豪オーストラリア代表との合同合宿を行う。瀬川ヘッドコーチは「社員選手もいる中、環境はこれが現状での最高だと思う」と話した。