女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里(32=ALSOK)が6日、練習拠点の至学館大道場(愛知県大府市)で、親交のあるMF澤穂希(36)の応援のために女子W杯決勝をテレビ観戦した。

 試合前夜に吉田は「悔いの無いように頑張ってください」とSNSを使って澤を激励。「泣いても笑っても最後の1試合。準備も覚悟も決まっている」と気合のこもった返信がきたという。

 試合開始直後、吉田は「米国の方が攻める気持ちが強い」と分析、警戒していた。日本の失点には悔しそうな表情を見せ、途中出場した澤のプレー、日本の得点シーンには満面の笑みで拍手を送った。

 吉田は親友へ「最後まで戦っている姿がかっこよかった。まずは、お疲れさまといいたい。また日本でおいしいものでも食べに行きましょうね」とねぎらいの言葉を話した。