シンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)予選で日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、小俣)は91・6516点で、ロシア、中国、ウクライナに続く4位で決勝に進んだ。

 和のテーマを選んだチームのタイトルは「弥栄日本」。低迷してきた日本がこれからは、ますます栄えるとの願いを込めた。日本代表はスタートから力強くも繊細な演技を披露。ロンドン五輪銀メダルの中国に、わずか0・4518点差まで迫った。もっとも、後から演技した、ライバルのウクライナに0・4204点上回れ、メダル圏内の3位以内は逃した。

 チームのメンバーの三井梨紗子(21=東京シンクロク)は「決勝では(中国)を超える。自分たちはできる」と打倒中国を宣言。北京、ロンドン五輪で中国をメダルに導いた井村雅代ヘッドコーチ(64)は三井の発言に「言うたな。なら超えてもらおうか」と選手たちに発奮を促した。チームTR決勝は27日23時30分から始まる。