シンクロナイズドスイミングの非五輪種目、フリーコンビネーション決勝で、日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、林、田崎、小俣)は93・8000点で、ロシア、中国に続いて銅メダルを獲得した。今大会の日本のメダルは、デュエット・テクニカルルーティン(TR)、チーム・TR、チーム・フリールーティン(FR)の銅メダルを合わせて計4個となった。非五輪種目とはいえ、またも銅メダルを獲得したことで、近年5番手だった世界の序列を崩し、ロシア、中国に続く世界3番手につけたことを証明した。

 井村雅代ヘッドコーチ(64)は順位を確認すると、選手たちと抱き合った。フリーコンビネーションは五輪種目ではないが、芸術性の高い種目。「(ライバルの)ウクライナは芸術性がすごいという印象を残したくなかった。だからメダルを取りたかった」。今後は来年のリオデジャネイロ五輪メダルを目指していく。「わたしは選手より100倍くらい負けず嫌い。負けるのが嫌や」と来年に闘志を燃やした。