フィギュアスケート浅田真央(24=中京大)が2日、宮城・利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで、アイスショーに出演した。2月に訪れた福島・川俣町の山木屋小と宮城・石巻市の鮎川小の児童約50人を招待して新エキシビションの「踊るリッツの夜」などの演技を披露した。出演後、質疑応答に応じ「お姉さんの舞さんとケンカはしないんですか」との質問に対して「昔はケンカしていましたが、二十歳を過ぎてからはあんまりしなくなりました」と冷静に話した。司会役を務めた姉の浅田舞(27)は笑顔でうなずいていた。

 東日本大震災の被災地ということもあり、ショーには以前復興支援でスケート教室を開いた宮城県石巻市と福島県川俣町の子どもたちも招待して交流。浅田は「他にも被災した人もたくさん来ていたと思う。ショーを見て前に進んでいこうという励みになればいい」と話した。