ラグビーの2019年W杯日本大会で、大会組織委員会が使えなくなった新国立競技場に代わり、東京都調布市の味の素スタジアムで開幕戦を開催する案を国際統括団体のワールドラグビー側に提示したことが4日、関係者への取材で分かった。

 組織委は味の素スタジアム(約5万人収容)を使用することで、12会場での開催方針を維持したい考え。ただ、開幕戦や決勝などの主要カード開催には収容6万人以上との目安があり、改修の可能性も含めて東京都やワールドラグビーと協議を進める。

 組織委は7月30日にワールドラグビーのラパセ会長らとクアラルンプールで会談。新国立に代わるメーン会場として横浜市の日産スタジアムを提案していた。