日本バスケットボール協会の川淵三郎会長(78)が21日、遠藤利明五輪相らと会談し、来年秋に開幕する男子の新リーグについて1部のチーム数を18チームとすることを明かした。

川淵氏は「それぞれの市長さんが努力を重ね20チームとしても良いぐらい。FIBA(国際バスケットボール連盟)は12~16と言っていたが、2チーム切るのはどうかと思い、18にする」と語った。

 10月に新設されるスポーツ庁の長官候補に自らの名前が挙がっていることに対しては「(そんな話は)ありません」と否定。長官にふさわしい人物像を聞かれ「トップアスリートと草の根のスポーツを愛する存在。また子どもの体の健康作りを考えられる人が相応しいと思う」と述べた。

 新国立競技場の計画見直し問題に関しては「アジアにもヨーロッパにも8万人の競技場はいくらでもある。今、観客席を少なく、こぢんまりとした世論になっているのはおかしい。スポーツの力は大きいわけだから、8万人ぐらいできないでどうするのか。スポーツで黒字化する新しいあり方を日本でつくり出していけばいい。ポジティブに考えるべきだ」と主張。競技場の仕様に関して、「陸上トラックまで観客席がせり出して球技が間近で見られる、世界に誇るべき競技場が必要だ」と語った。