来年のリオデジャネイロ五輪出場権をかけた女子バスケットボールのアジア選手権(29日開幕、中国)の日本代表12人が21日、発表された。チーム最年長の三谷藍(富士通)は、ちょうど37歳の誕生日。自身3度目の挑戦での五輪切符獲得に気持ちを高めた。

 チームメートから手荒い祝福を受けた。唯一の30代で最年長。20代の選手たちから「私が37歳です」のタスキを掛けられ、年齢をからかわれた。信頼関係があるからこその戯れに、三谷も笑顔で応え、チームメートに感謝した。

 五輪の条件は地元中国を倒して優勝すること。08年北京、12年ロンドン大会に続く五輪挑戦。平均年齢25・4歳と若いチームでの精神的支柱としての役割は大きい。なでしこジャパンの澤とは同学年。澤とは違い「まだしばらく独身です」と話したが、「仕事を全うして三度目の正直で切符を取りたい」とバスケットでの幸せを勝ち取る決意は強い。