世界4位の錦織圭(25=日清食品)が、マッチポイントを握りながら、まさかの初戦敗退を喫した。

 過去2勝0敗と対戦成績をリードしていた同41位のブノワ・ペア(フランス)に、4-6、6-3、6-4、6-7、4-6の3時間14分で力尽きた。「悔しいですね。しょうがないとしか言いようがない」。

 錦織は、つかみどころのないペアのプレーと、カウンターのストロークにやられ、第1セットを落とした。しかし、第2セットからはコントロールを重視し、相手のミスを誘い2セットを連取。第4セットのタイブレーク6-4で、2本連続のマッチポイントを握った。しかし、それを失うと「かなり引きずってしまった」。最終セットは「彼をどう崩していいのか、頭に入ってなかった」と、フルセットで敗退した。

 錦織は、昨年準優勝で獲得した世界ランクのポイント1200点を、ほぼ丸々、失うことになる。

 次戦は、18日から始まる男子国別対抗戦デビスカップ世界グループ入れ替え戦、対コロンビア(コロンビア・ペレイラ)に日本代表として出場予定だ。