日本は3-0でアルジェリアに圧勝した。主力の一部を先発から外した日本は迫田さおり(東レ)石井優希(久光製薬)らの強打で25-8、25-10、25-6と大差をつけた。7勝2敗で勝ち点を22で5位は変わらず。5日の米国戦で負ければ、今大会での五輪行きを逃す可能性がある。

 日本は全試合ストレート負けのアルジェリアに対し、木村や古賀ら主力を第1セットで温存した。守備力が劣る相手にサービスエースが次々と決まり、25-8で楽々と制した。3セットで失点わずか24だった。

 会場が名古屋に移っての初戦。真鍋監督は「体育館が違うとサーブやサーブレシーブ(の感覚)が違う」との狙いから、より広がりを感じるという会場に適応するため、第2セットに古賀、第3セットに木村や長岡(久光製薬)を投入した。14人全員を起用し、5日の米国戦に備えた。

 昨年の世界選手権を制した米国は、日本が国際大会で10連敗中の難敵だ。7月のワールドグランプリ決勝リーグでも低調な内容でストレート負けし、試合後は選手間ミーティングで思いをぶつけ合った。木村が「知り尽くしている相手。どちらが我慢強く、ミスしないか」と燃える相手に、借りを返す日がやってきた。