スポーツ仲裁裁判所(CAS)は5日、反ドーピング裁判所から1年4カ月の資格停止処分などを受けていたソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子銅メダルのカロリナ・コストナー(イタリア)が来年1月1日から競技へ復帰できると発表した。

 CASはコストナーが元恋人で陸上男子50キロ競歩の北京五輪金メダリスト、アレックス・シュバーツァー(イタリア)が企てたドーピング検査逃れに協力したと判断した。処分は反ドーピング裁判所による1年4カ月から1年9カ月に延びたが、手続きの遅れはコストナーの過失ではないとして2014年4月を起点としたため、来年5月までだった資格停止期間より早期での復帰への道が開けた。