注目される日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)の後任について、日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事は、後任候補として合計約60人をリストアップしていると説明する。清宮克幸監督(ヤマハ発動機)ら、日本人も10人程度入っている。大会期間中、フィジー代表監督のジョン・マッキー氏との接触が海外メディアで報じられた。報道が出た後の会見でマッキー氏は留任の意向を示したが、同専務理事は「接触をしてないとは言わない。リストに入っている」と接触を暗に認める発言をした。

 現在は平尾誠二理事、薫田真広日本代表戦略室長、岩渕健輔理事ら6人によるワーキングチームが、候補者の絞り込みを進めている。条件としては「エディーHCもそうだったように、日本に対する見識を持っている人」(同専務理事)。日本側からの働きかけだけでなく、売り込みもあるという。11月中には選考会議を行い、12月の理事会で決める方針だ。