ラグビーのW杯イングランド大会の日本代表FB五郎丸歩(29)が30日、帰国後初めて、所属するヤマハ発動機の練習試合に出場した。

 静岡県浜松市の遠州灘海浜公園グラウンドで午後2時から行われた東芝戦に先発し、前半21分で交代した。試合は14-38でヤマハ発動機が敗れた。

 “五郎丸フィーバー”により、26日に試合会場が約300人規模の練習場から変更された。平日の昼間にもかかわらず、約3000人の観客が集まった。

 前半17分、五郎丸が海沿い特有の強風が吹く中、約25メートルのコンバージョンゴールを決めると、競技場は大きな拍手に包まれた。

 今年2月の日本選手権決勝以来、ヤマハ発動機のジャージーに袖を通した五郎丸は「負けはしたが、トータルで良かった。楽しんでラグビーが出来ました」と話した。