女子ショートプログラム(SP)が行われ、本郷理華(19=邦和スポーツランド)は自己ベストの65・79点で2位。フリーは今日7日に行われる。

 女子SPでGP2勝目を狙う本郷が好発進した。意識したのは演技の入り方。いつもは冒頭の大技、2連続3回転ジャンプへの意識が頭をもたげ、そこまでの十数秒の踊りがおろそかになっていた。それを指摘してくれたのは、振り付けを頼む、所属先の先輩である鈴木明子さん。「アッコさんから表現を気を付けるように言われて」。細かい助言は厳しいものがあるが、手脚の使い方を最初から意識して滑り出すと、ジャンプも決まった。

 演じたシルク・ドゥ・ソレイユの「キダム」も、鈴木さんが本郷の動きに合うものを徹底して検討してくれた産物。「ジャンプにいく動きもやりやすい」という。これで今季初戦の10月のフィンランディア杯で作った自己記録を0・04点更新した。2戦続けての好内容で狙うは、昨季ロシア杯に続くGP2勝目。舞台リバーダンスがテーマのフリーに「ステップにも注目してほしい」と声を張った。