女子50メートル平泳ぎで渡部香生子(19=JSS立石)が32秒21で制し、100メートル、200メートルに続き3冠に輝いた。世界選手権の金メダルで200メートルは来年リオデジャネイロ五輪代表に内定。代表選考を兼ねた来年4月の日本選手権では、世界記録の2分19秒台を目標に掲げた。

 練習の疲労がたまる中で、渡部が3冠を決めた。100メートルではコンマ1秒差で逆転。この日の50メートルでも予選2位から決勝はしっかりと優勝した。「プライドがある。どんな大会でも負けたくない気持ちがある」と世界選手権金メダリストとしての強烈な自負心を漂わせた。五輪金メダルを見据えて、来年4月の日本選手権では2分19秒台を出すことが目標。世界記録は2分19秒11だが「そこを視野に入れてやっと19秒台が出せる」と覚悟をみせた。