フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は27日、長野市ビッグハットで開幕し、男子ショートプログラム(SP)は2種類の4回転ジャンプを決めたソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)が、同五輪でマークした世界歴代最高を4・88点更新する106・33点で首位に立った。

 同じく2度の4回転に成功した18歳の金博洋(中国)が95・64点で2位。無良崇人(洋菓子のヒロタ)が88・29点で3位につけ、田中刑事(倉敷芸術科学大)は73・74点で9位。

 女子SPは昨季世界選手権銀メダルの17歳、宮原知子(大阪・関大高)が自己ベストの69・53点でトップ。今季復帰して第3戦の中国杯を制した浅田真央(中京大)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の転倒などジャンプが乱れ、62・50点で4位となった。木原万莉子(京都醍醐ク)は54・96点で10位だった。

 フリーは男女とも28日に実施される。