富士通が準決勝でオービックを27-6で退け、12月14日の決勝戦「ジャパンXボウル」(東京ドーム)に進出した。

 

 第1Qは互いに決め手を欠いて、ともに無得点。しかし、第2Qに入ると富士通がリズムをつかんだ。2分14秒、QBキャメロンがRBゴードンへ20ヤードのTDパスを決めて先制すると、8分7秒には、キャメロンからWR宜本潤平への37ヤードTDパスでリードを広げた。

 

 富士通はその後、K西村がFG2本を成功。さらに第3Q11分17秒には、この試合から復帰したWR中村へ、キャメロンが37ヤードのTDパスをヒットし、勝負を決めた。

 オービックは第4Q、QB畑がTE森へTDを決めて一矢報いるのがやっとだった。

 藤田ヘッドコーチは「潤平のTDはナイスプレーだった。また、攻められた時にディフェンスが止めたのも良かった。でも、やってはダメなことをしなければ、もっと楽な試合にできた」と選手をたたえながらも、反省は忘れなかった。