ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(21=ANA)が男子史上初の3連覇を達成。自身の持つ世界歴代最高得点も更新した。

 快挙を、羽生は笑顔で振り返った。

 -男子初の3連覇

 羽生 とても緊張した。ハビエル(フェルナンデス)の演技で会場がすごく盛り上がり、プレッシャーが掛かった。それでもほぼ完璧な演技ができて満足している。

 -改善の余地は

 羽生 高難度のものがクリアできるように、もっと練習していかないといけない。フリーでもステップでレベル3を取ってしまった。それを改善できるように練習するのと、(優勝インタビューで)英語が駄目なので、もう少し練習したい。

 -NHK杯と違いは

 羽生 自分で自分を追い込んでいた。重圧もすごくあったが、いい演技ができたのは、今できることを考えられたから。NHK杯は『やった』と喜べたが、今回は『良かった』と安堵(あんど)感があった。

 -次戦は2つの世界選手権代表枠を争う全日本選手権

 羽生 そうか、2枠しかないのか。世界選手権に出たいとか、今回のような演技をしたい、と練習するのでなく、一日一日悔いの残らない練習をしていければいい。