水泳の世界選手権男子400メートル個人メドレー金メダリストの瀬戸大也(21=JSS毛呂山)が、驚異的な生命力で五輪金メダルに弾みをつけた。6日、合宿先のグアムから羽田空港着の航空機で帰国。先月24日から始まった合宿では胃腸炎が大流行し、選手、指導者が次々に感染した。指導を受ける梅原コーチもダウンする中「自分は大丈夫で、毎日きつい練習がこなせた」。昨年9月に手術した両足もほぼ回復し「100点満点」と合宿を振り返った。

 今年のテーマは「自信」。プレ五輪の昨年は「準備」と、その年の自分に合う言葉を決める。テーマを書いた紙は自宅のトイレに貼り付けることで、用を足す度に確認する。「自分を信じて戦いたい。五輪で自分を信じ切るためには、1日1日しっかり練習して自信をつける」。17日の東京6大学対抗戦(横浜国際プール)が新年初戦になる。